仕事を選ぶ理由

現在は平均年収で約400万円前後、月収では約30万ほど、これは男性も女性も同じぐらいとデータとして出ている理学療法士さんの給料です。ボーナスがいかほどかはわかりませんが、公務員でも、入社して10年たっても、月収は20万円なかったりする現社会の中でかなりの高額給料がもらえる仕事と言えると思います。しかし、医療費が枯渇していっている一方で将来的には給料が下がっていくのではないかという風に見られているようです。学生の時に、自分は何になりたい、とかこんな仕事をしたい、という夢はほとんどの人が持ちます。しかし、単純にこれになりたい、という理由だけではない場合もあります。学生生活を終えて、社会に出てから、また新たに目標設定をして違うものを目指す人もたくさんいます。私の友人に、昔から理学療法士になりたいといっていた人がいますが、その人は事情があって理学療法士を諦めて看護師になりました。しかし、働いていくうちにどうしても夢を諦めきれなくて看護師から転職する形で理学療法士になることに決めたそうです。
社会生活を一度経験している人の場合、もっと安定した収入を得たいということも転職の大きな理由となっている場合があります。理学療法士の医療の現場で仕事をする場合、資格が必要なものの方が多いわけですが、やはり人のためになりたい、などの理由のほかには安定した収入を得ることができるという理由も少なからず入っているのです。高齢化社会といわれる今、高齢者が増加傾向にあり、理学療法士さんは重要な役割を担っていく大切な存在と言えます。しかし、これから先の収入が減少傾向にあるということだけで、目指すことを辞めてしまう人もいるかもしれません。人のためになりたいと思っていても、基本的には自分の生活が基盤となるのです。